かつてイチロー選手が12年半在籍したことでも有名なシアトルの大リーグ球団、「Seattle Mariners」(シアトル・マリナーズ)は、1971年創設以来、なかなかワールドシリーズに届かないどちらかといえば弱い球団ですが、学生向け研修プログラムでも夏季のツアーなら試合観戦を組み込むなど、日本から来る人には楽しみなアクティビティーを提供する存在でもあります。
「アメリカに行ったらMLBも観たい!」
そう思う人も多くなったかも知れない昨今ですが、アメリカまで来て野球を観るだけで帰るのはもったいない!全球場でやっているかはわかりませんが、少なくともシアトルにお越しの際は是非参加して欲しいのが今回紹介する「Safeco Field Tour」(セーフコ・フィールド・ツアー)です!
目次
球場の裏の裏まで覗けるスペシャルツアー
アメリカでは、野球場のことを、「Ballpark」とも呼び、野球観戦以外でも楽しめるたくさんの仕掛けがあることでも有名ですが、その裏側を見ることで、野球観戦の楽しみも倍増するのです!
このツアーでは、大人$11というボク的にはリーズナブルな値段で、およそ1時間普段なら立ち入れない選手ロッカーや、なかなか立つことのできないフィールド、メディア向けブースなどなど様々な「裏側」を見られます。
試合がある日か否か、何時から試合が始まる日か、などの条件でツアー内容に少しの誤差はありますが、だいたい見られる「いつもの内容」を紹介したいと思います。
ツアーはチームショップで集合し、最初に早速普段は選手やスタッフが通る内部通路に案内されます。もうこの時点でワクワクです。
ガイドさんが、「さっき○○選手が早めにロッカーに入ったからここを通ったところだよ」などと教えてくれる時もあり、そんな時はさらに興奮です。
フィールド見学
そんな感じで最初に案内されるのがここ、フィールドです。天気のいい日には屋根が開いていて、試合がある日だと、こんな感じで試合前の整備の様子が見られるかも知れません。
芝の上に出ることは禁じられていますが、触るくらいはオッケー。芝の長さや、芝の種類についてのお話も聞けます。
芝刈り直後のツアーだとこんな感じで刈った芝を手に取ることもできます。蒼い芝のいい香りがします。
開閉式の屋根の恩恵で、全天候対応球場でありながら、青々と茂る天然芝を実現できた素晴らしい球場です。
かなり早く来てもなかなか見ることのない、観客のいない観客席。ちょっと独り占めしている気分に浸れます。
メディアブースをネットの内側から見られるのもフィールドに立てた時ならではの体験です。
アウェーチーム側用限定となりますが、ダグアウトにも入れます!メジャーリーガー気分で座って見たり、記念撮影にもってこい。
ダグアウトからの景色です。
選手たちはこんな感じで打順や出番を待っているんですね!
「かけちゃダメよ」と注意されますが、監督や投手コーチがブルペンなどに連絡する用の電話ももちろんダグアウトにあるので、かけている”フリ”くらいならOKらしいです。
選手ロッカー見学
試合当日の午後のツアーでは選手がもう来ている都合から見れないことがほとんどですが、相手チーム側のロッカールームも見学できるんです。
どこの球場もそうらしいですが、自チーム用はもっともっと豪華だそうです。確か、マリナーズ用には卓球台とかあると聞いています。
シャワールームはこんな感じ。日本の球場だと、それぞれ仕切られているだろうなと思いますし、多くの球場で大浴場があると聞いたことがありますから、その辺は日米で違いがある様です。
選手気分で記念撮影するのもいいかも知れません。
プレスルーム見学
マリナーズファンならここ、見たことがあるでしょう。一番最近では元ヤクルトの青木宣親選手が入団会見を行った場所で、イチローも、城島も皆、ここで入団会見を行っている、チームの記者会見場にも入れます。
もしユニフォームを持っていたりしたら、入団会見風の記念撮影も楽しめますね。
壁には数少ない地区優勝を記念したバナーが飾られていますが、ここにワールドシリーズ制覇がないのが悲しい。。。
オーナーズルーム見学
球場内にはいくつものVIPルームがありますが、たまーにこの「オーナーズルーム」を見せてもらえます。
ここは、球団オーナー用の部屋なのですが、2004年まで共同オーナーとして名を連ねていた任天堂元社長の山内溥氏はこの球場に来たことはないそうです。
VIPルームからのフィールドビュー。見やすいかどうかは置いといて、”特別感”は半端ないですね。
その他
これら以外にも、パーティーやレセプションが行われる部屋を見れる回や、メディア向けルームを見れる時もあります。いろいろな国の報道陣が球場からレポートするため、席にはいろいろな国のメディアの名前がありますが、日本の報道機関名も見つけられます。
これはファールボールが記者室まで飛んで来た時にできたという壁の傷。こういうのも飾ってしまうのがアメリカらしい感覚ですね。
あとは、トレーニングルームだったり、審判のお部屋(中は見れたことはありませんが)などが見れる時があります。
動画でみてみよう!
一部分ですが、動画も撮ってきたので公開して見ました!
雰囲気が伝わったら幸いです!
まとめ
- 本場のベースボールを最大限に楽しむためには絶対参加!
- フィールドに出たり、プレスルーム、選手ロッカーを見学できるツアー
- $10ちょっとというツアー代の元は絶対取れる!
このツアーに参加することで、普段表向きしか見ることない野球の試合の裏側を見て、感じることができ、その後試合観戦した時の想像が膨らみます。
選手たちはあんな部屋で試合前の時間を過ごしているのかー、とか、記者会見場って「意外と狭いんだなー(広いんだなー)」と感じたり、選手が見ている景色を知ったり、本当に、60分と短いはずのツアーでたくさんのものを見ること、感じることができるツアーだと思います。
ボクとしては、やっぱりシーズン中、試合前のツアーがおすすめです。
直後に選手がここを通るんだなーと思えたり、数時間後に試合が行われる感覚の中での球場見学はエキサイティングです!
シーズン中にシアトルに来られることがあれば、ぜひぜひ参加して見て下さい!損はしないと思いますよ!
チケットは、事前にインターネットでも購入できますが、手数料がもったいないので、直接球場のチームストアで買うのがおすすめです。
関連リンク
※もちろん(?)ですが、ツアーは全編英語です。
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ご相談だけなら無料です(笑)。
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