こんにちは。EXS代表のLeo Miyanagaです。
ウチで手配することが多い数週間の留学・語学研修はもちろん、長期の留学を考える方などからも増えているのが「携帯電話」に関するご相談です。
今回は、少し日本と違うところもあるアメリカの電話事情や留学期間中携帯電話をどうすればいいのかなどをご紹介します。
アメリカの携帯事情は日本とどう違う?
ご存知、みんなが大好きiPhoneはアメリカのものです。アメリカでも日本と同じく多くの人がスマホを持つ様になっていて、携帯電話自体の普及率も同じくらいだと考えて問題ないかと思います。
日本と同じく若い層は固定電話を持たないことも多く、また、公衆電話もどんどん減っています。
アメリカの携帯は固定電話と同じ番号ルール
アメリカの携帯電話でまず違うのが、日本でいう「090」や「080」という識別番号がないこと。
どういうことかというと、携帯でも、固定電話でも全部市外局番があてがわれるということです。
日本で言えば、大阪の人なら携帯の番号も「06」から始まるということです。
日本の「090」に慣れている人からしたら、かかってきた番号が携帯か固定電話か区別できないところがややこしいな、と思ってしまうかもしれませんが、そんなものが存在しないアメリカの人は日本の「090」になぜ区別しなきゃいけないの?と思うわけです(笑)。
電話を受ける側も課金される
続いて日本の人が驚くかもしれないのが、アメリカの携帯はかかってきた方も課金される点。
日本では「ワン切り」なんかが流行ったこともある通り、かける側だけが料金を払うシステムですが、アメリカではかかってきても料金がかかります。
このため、かはわかりませんが、アメリカでは、日本でいう「無料通話」が、額ではなく、「minutes」と呼ばれる分計算で付与されています。
日本だと、例えば1分の通話が10円だとして、無料通話分が1,000円ついてくるプランなら、100分話せる計算になる訳ですが、アメリカのやり方は元から「何分喋れる分がついてますよ」というやり方ということです。
そしてそのついてくる分数が結構多く、相対的に見て日本より通話料金が安くなっています。
だから、多くの人は着信側が分を消費することに文句はありません。
日本でこれをやる会社が出てきたら、ユーザーはおこだと思いますが(笑)。
あとは、機種の買い方が割賦制が一般になっていることとか、2年縛りとか、そういうあたりは結構似ています。今や売られているモデルも結構似通ってきました。
留学中の携帯、どうすればいい?
さて、今の時代、携帯がないと生活に支障をきたします。
短期でも、長期でも、海外に出る際は「携帯どうしよう」と思うのが自然ですね。
ボクなりの方法論、考え方を紹介します。
短期の人
1〜3週間程度の短期留学、研修プログラム参加の方は、「日本で使っているものをそのまま使う」のが一番かと思います。
今、電話でもメッセージでもLINEが主流で、これはWi-Fi環境があれば使えます。
アメリカへの研修の場合、そんなに過疎地帯に行くことは少なく、公共の無線LANが飛んでいる場所も多い場所にいることが多いと想定されますし、ホテル泊でも、ホームステイでも、滞在先にWi-Fiがある確率はとても高いと思われます。
また、普段はグループで行動し、引率者や添乗員さんが一緒にいますので、緊急時でもない限り研修中に携帯で連絡を取らなくてはならないケースは稀だと思います。
さらに、どうしても常にネット環境が欲しいという方は、空港で借りられる現地用ポータブルWi-Fi機器(いわゆるポケットWi-Fi)を持って行くことで対応できます。一般の電話には使えませんが、Wi-Fiがあれば地図も見れますし、様々な情報へアクセスできますので有用です。最近ではこれを持って行く人が多いですね。
普段使い慣れたスマホをそのまま使えるメリットも含め、これが一番だと思います。
中期〜長期の人
もう少し長い滞在の方には2つ方法があります。
ひとつは、「プリペイド端末をゲット」、もうひとつは「現地キャリアの長期契約」。
長期契約いついては2年契約が多いのでそれ以上の長さの留学を予定している人にはアリだと思いますが、数ヶ月から1年程度の方はプリペイドがオススメです。
アメリカでは主に下記の4つのキャリアがあります。
「Verizon」(ヴェライゾン)と「at&t」(エーティーエンドティー)が二強で、「Sprint」(スプリント)と「T-Mobile」(ティー・モバイル)が追いかけている感じの勢力図で、電波の速さや品質、カバーエリアについては二強が安心感が強い印象になりますが、Sprintは2013年に日本のソフトバンクが買収したこともあり、日本では一番聞いたことがあるキャリアかもしれません。
ボクはat&tの契約ですが、都市部での滞在ならどこが完全に優っているということはあまりないと思っているので、キャリアへのこだわりはなくていいかと思います。
ただ、使用料金についてはプリペイドの場合Verizonがちょっと高くて、T-Mobileが少し安い印象です。
店舗数や、機種、電波の安定性などの総合点でボクはat&tをおすすめしますが、安いのでT-Mobileでもいいかな、とは思います。Verizonは無駄に高い気がするのであまりオススメしません。
個人的にはオプションとして長期契約(一般契約)もあげたものの、長期留学の方でもプリペイドがオススメです。
理由は次で紹介します。
プリペイドの買い方、オススメポイント
そんなわけで、1ヶ月以上の留学を考える方にボクがオススメするのはプリペイドです。
プリペイドのいいところは、後腐れがないこと。
機種自体も安いし、いつまでの契約で、ということもなければ、解約手数料もなし。
留学中、いったいどれくらい携帯を使うかわからない中で、長期契約なら月々のプランを決めなきゃいけませんが、そういう悩みもなく、使った分だけ払うので気楽ですよね。
プリペイドだからと言ってそんなに高くないのもポイントです。
at&tなら、月$40(自動更新登録の場合)でショートメール、通話使い放題、ネットも4GBまで高速通信、それ以降も低速ですが使い放題というプランがあり、お得だと思います。
ネットを使う前提の場合は機種自体がスマホタイプじゃないといけないのですが、型落ちモデルだったら$50程度で手に入ります。
iPhone 5sでも$174.99
日本で最新のiPhoneを振り回していた!という人には物足りないかもしれませんが、慣れれば月4,500円程度でネットも電話も使い放題なんで、すっごくお得でめちゃいいやん!って感じると、ボクは思っています。
プリペイドの買い方
プリペイドを買おうと決めた方は、キャリアのショップに行くのが一番手っ取り早いですが、総合家電量販店の「Best Buy」や大手スーパーの「Target」などでも結構手厚く契約手続きをやってくれますのでそのどこかに行きましょう。
必要なのは、お金と、身分証。
店員さんにプリペイド端末を買いたい旨伝え、機種を選びます。
パカパカタイプだったら安ければ$15程度であります。
同時にプリペイドですので先払いの使用料を買います。機種契約と同時なら額を言えばその分入れてくれることが多いですが、カードを買う場合もあります。
なお、残高追加の時はカードを購入して、裏を削って、コードを入れて、というやり方で自分でもできますし、お店でもやってもらえます。登録すればネットでできるキャリアもあります(at&tはできます)。
今、アメリカのスーパーやドラッグストアに行くとどこでもこんなか感じでギフトカードが多数並ぶ一角があって、だいたいそこにプリペイドの追加用カードが売られています。
こんなやつ
さっき紹介した月額$40になるプランはもともと$45のところ、毎月の更新を自動支払い(更新)に設定することでお得になるやり方なので登録したらリフィルも必要なくなります。
まとめ
- 数週間の留学なら日本からポケットWi-Fiを持っていき、自分のスマホを使うのがオススメ
- 1ヶ月以上の留学なら現地でプリペイド契約をするのがオススメ
- at&tならネット、通話使い放題で最安月$40!
留学期間は長いようで短いものです。
その期間にどれだけのものを得られるか?
EXSではそういった視点でも留学生を支援していますが、携帯電話というツールを有効利用できることで交友関係を広げたり、もしもの時に大惨事を招かないようにできたり、なんとかなりそうなことだけど、しっかり考え、情報を持っている方が絶対得だと思い、今回の記事を書きました。
こんな相談でも無料でお受けしています!アメリカ用携帯電話の日本国内での手配もやってます!
留学、研修で最大の成果を得るためにお手伝いできることがあれば幸いです。気軽にご相談下さい!
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