「Shinzo Abe」といえば、日本の総理大臣の名前ですが、英語読みすると、”シンゾー・アベ”とはならないの、知ってますか?
座学でスペルや文法を学ぶことは重要ですが、そこからどれくらいのものが実際の会話力に活かされるるかという話になると常に疑問が生じます。現実問題として、多くの日本人が、中学・高校と6年間英語を習ったのにもかかわらずほとんど英語が話せません。
話せないという言い方で表現するのか、「通じない」と表現するべきか。
今日は、ローマ字読みを習ったせいで英語が読めない、発音できないという問題について語ります。
最後のEはサイレント
例えばさっきの「Shinzo Abe」ですが、多くの日本人は間違いなく”シンゾー・アベ”と読むし、それ以外の読み方はむしろわかりません。
しかし、英語を話すアメリカ人が読んだ時、これは、”シンゾー・アビィ”となるでしょう。
Eというアルファベットが持つ音が、ローマ字だと「え」であり、それ以外ないため、日本人は、BEで「べ」と発音します。
しかし、英語では最後にくるEは発音しない音だったり、発音したとしても「イー」という音になるため、ABEは、「アビィ」になるのです。
同じルールで、ハリウッド俳優の「Ken Watanabe」(渡辺謙)は”ケン・ワタナビ”ですし、お酒は「Sake」、つまり、”サキィ”と発音されます。
フォニックスの重要性
アベさんはもちろん、ワタナベさん、クサカベさん、ナガセさんも、アマネさんも、Eで終わる名前を持っている方はこの問題にぶつかるわけですが、英語のルールなんで仕方ありません。
一方、このように、英語にはローマ字読みでは通用しない発音がたくさんあって、英語が第一言語だというアメリカ人でも使う発音練習法が、「フォニックス」(Phonics)です。
日英辞書などでは発音記号というものが備わっていますが、もっと根本的にアルファベットの並びとそれが生み出す音を叩き込むものです。
例えば、「K」なら、野口さん(ちびまる子ちゃん)の「クックックッ」の様な”クッ”問いう音を持っていて、「I」は”イ”、「S」は囁くような”スッ”で、「KISS」は”クイッスッ”を短くした感じで、”キッス”となります。
フォニックスの学習(練習では)、それぞれのアルファベットが持つ音を単品で発することを繰り返し、結果的に単語として合流させた時に、しっかり一つ一つのアルファベットが持っている音を意識して発音に変えられる様にします。
実は、発音には例外があって、フォニックスで習うルールだけではすべての英語をカバーできないのですが、例外の単語は中学生レベルの単語ばかりなので、初めて見る単語を発音したい時はほぼ、このフォニックスのルールに則って音を出せば大丈夫という感じです。
まとめ
このブログでも、学生たちの前でも繰り返し言っていることは、「英語は怖くない」ということ、そして、「効果的な学習をしましょう」ということ。
今回紹介した「フォニックス」は、”英会話”を習いたいなら真っ先に習得するべきものだと思っています。
これは、ボクの理論ですが、英語習得への近道は、
- 単語習得!語彙力アップ
- 単語だけでいいから実践!経験値獲得
- より正確に伝えるために、フォニックス!
こんな感じです。
フォニックス学習には無料のアプリもいろいろ出ていますし、自分一人でも学習することは可能です。
単語を覚えて、正確に発音できるようにフォニックスで鍛えて、文法なんかどうでもいいからとにかく実践!
これで結構英語話せるようになるはずです!
信じるか、信じないかはあなた次第ですが、もし何か響いた方は、やってみてください!
Comment 気軽にどうぞ!!