「U.S. News & World Report」が、「100 Best Places to Live in the USA」(アメリカの住みたい街ベスト100)を発表し、シアトル市が昨年の7位からワンランクアップの6位になりました!
Seattle is 6th Best Place to Live In the Country 😍 https://t.co/ZDj58u6U6L pic.twitter.com/zE8yGBffE1
— Seattle Refined (@SeattleRefined) 2017年2月15日
このランキングは土地の価値や、住みたいと思われている度合い、就職先の充実度、そして高い「quality of life」があるか、などを元に決められています。
トップ10はこちら
1位:オースティン(テキサス州)
2位:デンバー(コロラド州)
3位:サンノゼ(カリフォルニア州)
4位:ワシントン D.C.
5位:フェイエットビル(アーカンソー州)
6位:シアトル(ワシントン州)
7位:ローリー・ダーラム(ノースカロライナ州)
8位:ボストン(マサチューセッツ州)
9位:デモイン(アイオワ州)
10位:ソルトレイクシティ(ユタ州)
聞いたことのある街も、そうでない街も入り混じっていますが、1位のオースティンは毎日50人が移住してきているそうで、人気の強さがわかります。
6位シアトルの魅力とは?
さて、このランキングの中で6位という好位置に入ったシアトルは何が評価されたのでしょうか?詳しい情報は以下のリンク先から見ていただけますが、簡単にまとめてみます。
http://realestate.usnews.com/places/washington/seattle
スコアカード
総合点として、「7.2」点を獲得し、「Desirability」、つまりどれくらい望まれているかという指数で満点の「10.0」点を取っています。
職も「7.6」点と安定した数字で、一番低い「Quality of Life」でも「6.2」点を維持しました。
QoLについては、住人が「日々の生活をどれくらい満足しているか」という視点で評価するものですが、1位のオースティンはこれが「7.3」、2位のデンバーは「6.8」、3位サンノゼが「7.7」、4位「ワシントン D.C.」が「6.6」、5位「フェイエットビル」が「7.4」など、上位を行く都市と比べ劣っています。
10位までのランク下位都市でもシアトルの「6.2」を下回る都市はないのは少し気になります。
しかし総合点では間違いなく6位で、その理由としては、四方が海か山に囲まれる自然豊かな環境にあり、休みの日には、1時間もかからず、ワイナリーや、スキー場、ハイキングトレイル、そして広大な公園に行くことができることを挙げています。
実際住んでいる者としても、この点はシアトルの大好きなところで、本当に1時間あれば大自然に飛び込めるところは多くの人に知ってほしいことです。
シアトルってどんなとこ?
シアトルの簡単な情報はこんな感じ。
シアトル都市部の人口は、約360万人、年代の中央値は37歳、職がない人は4.8%いて、平均年収は約650万円*。
家の値段は中央値で約4,000万円*、平均の家賃(月)は約12万7,400円*。
この数値でイメージがわくかどうかはわかりませんが、とりあえず、家は高いのはいつも思うことです。ボクが住んでいる間にもどんどん高くなっていきました。
一方、平均年収も結構高い気がするわけで、この年収が得られるなら、4,000万円の家を購入することは夢ではありません。
*$1=110円の場合
通勤時間は30分未満
そんな中、気になったのが、この、通勤時間です。
交通手段にもよるようですが、シアトルの民は多くが車通勤だそうで(80%)、その所要時間は国の平均値を超えているらしいです。
たった3.1分の差だそうですが、29分って通勤時間としては短いほうだと個人的に思うのですが、アメリカの平均って26分くらいなのですね!
日本の都市部だと、1時間程度の通勤時間は覚悟しなくてはいけない気がしますし、首都圏だと2時間程度もあり得るという印象です。
29分で通えたら、早いと思ったのですが、これもランクに影響しているのかもしれません。
独身者は半分くらい
国の平均値と同じ程度だということですが、シアトル市民の約半数が結婚していて、半分弱が独身ということです。
もちろんこの統計には10代以下も入るので、結婚するには若い年齢層も含まれるわけですが、既婚者も独身者も安心して暮らせる街という印象が持てます。
まとめ
トップ10都市の中で最も「Quality of Life」が低いシアトルですが、豊かな自然と総合的な高評価が得られている街のようです。
QoLが低い原因はおそらく家の高さでしょう。
ここ20年でどんどん高くなってしまった地価に対して、その家賃や家代を払えさえするならばその価値は十分にある街だと評価されています。
アメリカは貧富の差が訴えられていますが、高い家のお金を払うことさえできれば…というのも、お金さえ稼げる人なら幸せに、という感じですね…。
とはいえ、シアトルが6位にランクインする価値のある街である事は事実で、高い家賃がQoLを下げているとしても、自然もそうだし、シーフードを始め、食にも満足だし、NFL、MLB、MLSと3つのメジャースポーツも本拠地を置いているなど、アメリカの都市として多くの人に「住みたい」と思わせるだけの魅力があります!!
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