シアトルの歴史は、1851年、イリノイ州出身の「アーサー・デニー」(1822-1899)をリーダーとす る開拓者たちがウエスト・シアトル(West Seattle)にある「アルカイ・ビーチ」(Alki Beach)に上陸したのが始まりと言われています。
もともと50を超える種族が住んでいた
ワシントン州のあちこちにのあちこちには1775年ごろまではシヌ-ク族やピュアラップ族、クララム族など約50種族が住んでいました。そのため、ワシントン州の地名や地域、川などには、彼らがつけた名称がそのまま使われています。
(from Jungle City)
アーサーがアルカイに上陸する以前、1シアトルを含むワシントン州近辺には50の原住民種族が住んでいた様です。
確かに、日本でいうと北海道の様な感覚で、川や地域の名前がネイティブアメリカンっぽいものがシアトル近郊には多い気がします。
COSTCO本社のあるIssaquah(イッサクア)もそうですね。
シアトルの名前は酋長の名前から
その中でも開拓移民と友好的であったスクワミッシュ族の酋長、シールス(Sealth, 1786 – June 7, 1866)にちなんで「シアトル」という名がつけられたとされています。
Chief Sealth
ゴールドラッシュの影響でシアトルにも入植者が増加
アメリカの歴史が東側から始まったのは有名な話ですが、1848年ごろ起きた「カリフォルニアのゴールドラッシュ」で多くの人間が西に移動しました。
カリフォルニア・ゴールドラッシュ(英: California Gold Rush、1848年-1855年)は、カリフォルニア州(当時はまだ州になっていない)コロマのサッターズミルでジェームズ・ウィルソン・マーシャルが金を発見した1848年1月24日に始まった。金発見の報せはたちまち広がり、アメリカの全国や海外からおよそ30万人もの男、女、子供がカリフォルニアに集まることとなった。この30万人の中で約15万人は海路から、残りの15万人は陸路を伝って到着した。
(from Wikipedia)
カリフォルニアはシアトルから見るとだいぶと南に位置しますが、1896年から1899年に起きたカナダ・クロンダイクのゴールドラッシュの際にカリフォルニアからカナダに人が動き、中間地点にあたるシアトルも影響を受けた様です。
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