こんにちは、EXS代表のLeoです。
今日はボクの留学体験の中から、食に関わる話題で、ちょっと怖かった、でもいまだに自分が完全に悪かったかわからずモヤモヤが残っている、そんなエピソードを紹介します。
日本の味が恋しくなるのは普通です
留学経験がある方じゃなくてもちょっと長く海外旅行に行ったことがある人ならわかるだろうことですが、最初は異国の食べ物が珍しくて楽しくても、しばらくすると日本食が食べたくなります。
一言で日本食と言っても、寿司とか天ぷらとかうどんとかを食べられなくても、例えば醤油味だったり、いっぱいの味噌汁を飲めたりするだけで結構恋しい口が満たされるものです。
そして、これはいわゆる「ソウルフード」と呼ばれていて誰もが持っているものだと思います。
なので、留学生にとって日本食が恋しくなることはとっても自然なことだと思います。
ホストマザーの料理が口に合うとは限らない
そんな中、人様の家に住ませていただく生活においてその家の食事が口に合わないことも少なくありません。
でも、そんな時どうすればいいのでしょう?
我慢して食べる?
正直に口に合わないと言う?
実はこの話は長年ホームステイプログラムに関わっている今でもこれだと言う答えはないんです。
ケースバイケースというやつです。
それで、ボクのケースでは、2食に1回の頻度で口に合わなかったのです。
悩ましいですね?
それでボクは正直に言うのではなく、我慢して食べる方を選んだのです。若かったです。
しかしそれが続くとしんどくて、そこで持ってきていた醤油を使うことを思いついたのです。
ちょっと味をソウルフード寄りにするだけで気分が変わるかな、と。
そしてこの作戦は成功しました。
ホストマザーブチギレ事件
そんなこんなで醤油を使ってしのいでいたのですが、それでもやっぱり満たされなくなって、夕食じゃない時間にカップヌードルを食べることがありました。
高校生のボクにとってカップヌードルなんか、おやつです。
それを食べたからと言って晩御飯が食べられなくなることはない。
しかし、事件が起こったのです。
ある日、いつものように4時ごろカップヌードルを食べていたら、ホストマザーがいきなり怒鳴りつけてきたんです。
「私の料理が美味しくないってことね!!!」
と。
一瞬何を言われているのか謎でしたが、つまりは、ボクが彼女の料理が好きじゃないからカップヌードルを食べてお腹を膨らせて、彼女の料理を食べずに済まそうとしていたと考えたのです。
確かに、そう見えて当然ですが。。。。
カップヌードルはやっぱりおやつです。
ちゃんと晩御飯は食べていたし、2回に1回はそれなりに楽しんでいました。
しかし、赤面しながら怒鳴りつけてくる彼女の怒りは止まらず、「もう晩御飯は与えない!」と言われました。
16歳のボクは恐ろしかったです、正直。
この話の教訓
正直、このホストマザーの怒りは少し行き過ぎだったかと思います。しかし、彼女側の視点に立った場合、全く意味がわからないというわけでもありません。
それぞれにそれぞれの立場からの視点があり、相手側の立場で物事を見れる「余裕」が大事だと言うことです。
例えば留学生側は子供を育てたことがないです。その視点でホストマザーになったこともないはずです。しかしホストマザーも、留学経験がない場合も多く、留学生側の視点が見えない可能性もあります。
どちらもが相手の立場から物事を見る余裕があれば平和的解決に近づきますが、逆に自分目線でしか物事を見られなかったら、、、、。結構しんどいと思います。
本当は大人側が歩み寄れるべきですが、もし相手がこちらの目線に立てそうにないと感じたら、頑張って相手の目線を持つようにすることです。そして、なぜ相手が怒っているのか、なぜ不快に感じているのか、何が嫌で、どうすれば幸せになってもらえるかを見つけられるといいなと思います。
もちろん簡単じゃあありませんが、平和的解決のための大事なステップですので覚えておきましょう。
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