INBOUD対応で英語が街に増えたけど、「惜しい!」と思った話

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こんにちは、EXS代表のLeoです。

先日、久しぶりにミナミに行ったら外国人観光客向けに英語で挨拶するお店が増えた気がしました。

「Thank you!!」

くらいなら誰でも言えますし、少し足して、

「Thank you, come again」

くらい応用も簡単でしょう。

Inbound需要に素早く対応することが今多くのビジネスで大事になっていますし、そうして日本の国際化が進むことは個人的に嬉しく思うことですが、ちょっと耳に入ってきた挨拶の英語に、「惜しい!」と思わせられたので今日はそのお話です。

時間に合わせて変化する挨拶

日本語でも、朝は「おはよう」、昼は「こんにちは」、夜には「こんばんは」、と時間に合わせて挨拶が変わりますよね?

英語でも、「Good morning」、「Good afternoon」、「Good evening」と変わることもみなさん知っていることだと思いますが、次のセリフはどうでしょう?

「Have a good day!」

日本語に直すと、「良い1日を!」になりますが、アメリカで買い物をするとよく聞くセリフのひとつで、だいたいお金を払った後に「Have a good day!」と声をかけてもらうことがあります。

このセリフを、シュークリーム屋さんだったかドーナツ屋さんだったか、take out型のお店から聞こえてきたのですが、ボク的に、これが惜しかったんです。

なぜなら、それが19時くらいだったから。

「Have a good evening」がbetter

19時といえば、もう夜です。

人によっては仕事帰りだったり、学校帰りだったり、「今日は終わった」感覚なことも少なくない時間帯、「良い1日を」と言ってもらって、悪気わなくても、「終わったのに…」と感じてしまうかもしれません。

よりbetterなのは…?

「Have a good evening」

はどうでしょう?

「良い夜をお過ごしください!」

というニュアンスのセリフで、その時点から残りの”今日”をいい時間にしてください、という言い方です。

正確に何時から切り替えればいい?という話ではありませんが、マニュアル的に、「外国人の人だから」ということで単純に「Have a good day」と言うだけじゃなく、状況に合わせていくつかのバリエーションで声かけできるようになったらな、と思ったのでした。

何事も、使っていれば”馴染む”

今回の話も含め、言語というのは、「使っていれば馴染んでくる」ものだとボクは感じています。

同じ日本語同士でも、方言とか、世代ごとに微妙に違う話し方、言い回しってあって、それも全くお互いに交流がなければ分からなくても、例えば友達にその方言を話す人がいるとか、大人だけど学校の先生だったり、保育園の先生だったりと子供と交流する仕事をしていたら子供たちの話し方を日頃から耳にしていて”慣れ”ていると思います。

違う言語が相手でも同じことで、ボクもアメリカに住む中で色々な人と話して「あ、そういう言い方するんだ!」と気付かされたことも少なくなくて、そしてそれを真似ることで自分のものにしてきました。

今回の「Have a good evening」についても、いつもお店でそういう風に言われるな、という”慣れ”の中で何時だからこっち、というルール的な話じゃなくて、なんとなく外が暗いし、とか、もう自分の感覚では夜だし、ということで使うようになるんじゃないかな?と思いました。

座学もとっても大事ですが、語学を「自分のもの」にするにはやっぱり”慣れ”が大事で、頭でっかちになってしまわず、どんどん実践的に使うことが近道だと思います!

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