日本の小銭とアメリカの小銭、少し違っていて、アメリカ旅行や短期プログラムの時、小銭の使い方に困るという人をよく目にしますが、慣れてしまえば実は結構使いやすいのが25セント。
昔はこの25セント1枚で公衆電話からの市内通話が話し放題だったため、携帯電話のなかった当時は、最低最悪の事態でも、25セントさえ持っていれば誰かに電話がかけられる、なんて考えも持っていたものです。
そんな25セントに50州それぞれのオリジナルデザインが刻まれた特別仕様のものがあるのって、知っていますか?
50州25セント硬貨について
50州25セント硬貨(ごじっしゅうにじゅうごセントこうか、The 50 State Quarters)は、アメリカ合衆国造幣局が発行する特殊硬貨プログラム「50州25セント硬貨プログラム The 50 State Quarters Program」で発行された25セント硬貨である。「State Quarters」の愛称で知られる。
Wikipediaにこの様に解説されている特別デザインの25セント硬貨で、1999年から、年5種ずつ発行されていき、2008年までの間に50週がコンプリートとなりました。
詳しい概要はWikipediaがわかりやすいと思います。
左から、ワシントン州、カリフォルニア州、ニューヨーク州のオリジナルデザイン25セント硬貨。
それぞれの州の住民がその州のシンボルや代表するものを元にデザインしたものを元に図案は決定されています。
ワシントンはやっぱり「Mt. Rainier」(レーニア山)がデザインされていますが、それに加えてサーモンなんですねぇ。スペースニードルじゃない。
カリフォルニアはYosemite Valley(ヨセミテ・バレー)、ニューヨークは州の地図と、自由の女神。
コレクターは1億人以上
Wikipediaによると全種類を集めようという人、つまり、コレクターが1億人以上いるらしいのですが、上写真の様なコレクター向けホルダーが何種類か売っていて、州の部分に実際の25セントをはめて集めるという形でコレクションしている人もたくさんいると思います。
25セントは今のレートで言うと30円くらいなので、50州全て集めたとしても、1,500円程度と、コレクションアイテムとしてはとても安くつきます。
50州を学ぶきっかけにもなるので、子供向けにもいいものだと思います。
アメリカに行ったら是非チェックしてください!
ボクも一応全種集めましたが、このプログラムに気がついたのが確か2001年ごろで、なんとなしに見た25セントに州の名前があって、調べてみたらこういうものがある、と知りました。
でも、そこから全種類登場まで7年かかってやっと50種が出回ったわけで、年間5種ずつの登場をじーーーっくり待ちながら、でした。
全種類が出てもう10年弱になる今、量自体は多数流通しているので、短期間の滞在でも普通に数十種を集めることはできると思います。
自分が滞在する州と、出回る種類に関係はないので、行く予定のない州のものでも手に入るし、逆に滞在している州のコインが手に入らない、なんてこともあります(笑)。
アメリカにお越しの際は、短期滞在でも長い滞在でも、是非手元の25セントをチェックしてみてください!
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