Daylight saving timeって知ってる?日本では「サマータイム」とも呼ばれる、省エネ対策制度

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シアトルでは今日から2017年の「Daylight saving time」が始まります!

日本では、「サマータイム」とも呼ばれることがあるDaylight saving timeですが、日本にはない制度なので簡単に紹介します!

省エネ対策で実施されている

アメリカの多くの州が実施している電力消費減を狙ったものです。日照時間が長くなる夏季に1時間時間を前倒しすることで夜の遅い時間まで明るくなり、家の電気を中心とした電力消費が減るという効果を得るという考えです。

2007年からは、「3月の第2日曜から11月の第1日曜」までが対象期間となる様になりました。それまでは大体4月から10月だったので半年くらいだったのですが、この変更により、年間の半分以上が対象期間になりました。

つまり、セービング・タイム期間の方が長いので、むしろセービング・タイムじゃない方が特別期間という感じになります。

いつ変わる?

春と秋、年間2回時計の時間が1時間変わるわけですが、それはどちらも午前2時に起こります。

そしてそれはともに日曜日です。

例えば、今日は、12日ですが、午前2時になった瞬間、午前3時になります。

つまり、春は1時間失うんですね。

逆に、秋には午前2時になると午前1時に変わり、1時間増えます。

これの覚え方は、

「Spring forward」

「Fall back」

というのが一般的で、前に、”Spring”(バネ)でビヨーンと飛ぶイメージ、つまり1時間進む、そして”Fall”(倒れる)後ろに倒れ、1時間戻るというイメージで覚えます。

日曜日に実施するのは、より多くの人が日曜日がお休みだからでしょう。

iPhoneやパソコンなどのネットに繋がっている電子機器だと自動的に時間が変わるものも多いですが、アナログ時計や一般的な置き時計、掛け時計は自分で針を進めたり、戻したりしなくてはならず、実施している州に住んでいる人(ワシントン州は実施しています)は寝る前に時計をいじるのは恒例イベントになっています。

たまーに職場とか、家の、例えばトイレにある時計なんかを変更忘れていて、誰かに指摘される、なんていう光景も春、秋の風物詩です。

アメリカでやらない土地は?

アメリカのほとんどの場所でこの制度は実施されますが、アリゾナ州のほとんどの地区(ナバホのインディアン居住区域以外)と、ハワイでは実施されていませんのでそこだけは注意しましょう。

まとめ

日本にはない制度ですが、省エネ対策としては合理的であり、日本政府もたまーーに実施について議論しているという話を聞きます。

確かに時計の変更は面倒ですし、変更前後は少し混乱することもありますが、北緯が高いシアトルとはいえ、夏には22時くらいまで薄明かりが続くというのは1日を有効に使える時間が長くなる気がしますし、その分家の電気を点けない(点ける割合が減る)のも事実で、「アリ」な制度と思いますから、日本も取り入れたらそれなりの効果が得られるだろうとは思います。

研修プログラムでこの時期にシアトルを含む対象地域に滞在する人はこの変更も体験できるので変更日に滞在ということが叶った人は、このイベントも注目してみてください!

なお、日本との時差は、セービング・タイム期間は16時間差、通常期が17時間です。

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