こんにちは、EXS代表のLeoです。
シアトルって、北緯だけでいうと北海道よりも北で、まあまあ雪国でもおかしくないところにあるのですが、雪がなかなか降らない不思議な土地です。
ただ、朝晩含め、秋から春にかけて結構寒いのは寒い!
ということで今日は、シアトルでの暖房事情をご紹介します。
家を一括で温めるのが一般的
シアトルの家は、House heating systemといって、大体の戸建てにおっきな暖房装置があって、そいつが個室でもバスルームでもリビングでもなんでも、ガレージ以外の家中を温めるのが一般的です。
Furnace(ファーネス)という言い方も(とりあえずシアトルの民は)していますが上写真の様なでっかい機械が地下室などにあって、轟々と音を立てながら家中にパイプで暖かい空気を送っています。
こちら、映画「Home Alone」(ホームアローン)で取り残されたケビンが地下室にて恐怖を感じるFurnaceですが、見覚えないですか?
とりあえず、アメリカは家がデカイから?かはわかりませんが、多くの家でこの一括暖房システムを導入しています。
コントロールについて
Furnaceの制御は大体の家で1箇所にトーストくらいのサイズのコントローラーがあってそれで一括管理します。
大体こういう感じ
注意点としては、温度が、華氏(℉)な点。
上の写真でも78度とありますが、そんなサウナもびっくりな温度ではなく、摂氏でいうと25度ちょっとです。
ホームステイの場合の注意点としては、このコントロールは家主が時間で設定していて、例えばみんなが家から出てしまって誰もいない9時から15時まではオフになっていたり、就寝時間の23時ごろから朝方までは抑えめの温度に、なんってことが多いので、自分が寒いと感じても勝手にいじるべきではない点でしょうか。
1度変えるだけで燃費も変わりますし、何より家中をコントロールしているので、自分の部屋だけ暖かくするということができないんですね。慣れないと不便だと思いますが、家の中でなんとなくみんなが快適というラインに設定されているので、もし自分だけ暑すぎるとか、寒すぎるという場合は家主に相談しましょう。
個別に温度対応するのは小型ヒーターで
とはいえ、家族全員が必ずしも同じ温度を快適と感じるということはないので、個室にそれぞれヒーターを持っていることも少なくありません。
日本でもこんな感じの小型オイルヒーターが売られていますが、シアトルでも$30〜$50くらい出せば普通に個室くらい温められるものが手に入りますので、寒すぎるという場合は自分用に導入するのがいいでしょう。
暑すぎる時は少し窓を開けて外気で調整しましょう。
注意点としては、これを導入すると電気代がかかるので、勝手にすると、それを見つけたホストファミリーが少し「イラっと」するケースがあり得ます。
最初にどういう話になっているか、契約になっているかにもよりますが、寒すぎる時に相談として、「寒いので個別ヒーターを使ってもいいか?」と聞いておくのが最善かもしれません。
暖炉は?
アメリカの家のイメージとして、こういう暖炉を思い描く人も多いでしょう。
確かに多くの家に暖炉はありますし、使う家も多いです。
ただ、薪の管理だったり、温めれられる範囲の問題や、煙突内のススを掃除しないと火事の原因になるのでメンテナンスが面倒という点など、これをメインの暖房としている家は今は少なくなったと思います。
人を呼んだり、家族でディナーという感じの特別な機会に火を入れるという感じの方がイメージとしてはしっくりくる気がします。
ホームステイされる人は、せっかくなので暖炉の温もりも体験してみたいとは思うので、そういう機会があればいいですが、普段からいつも火が入っているという期待は裏切られることの方が多いと思っておきましょう。
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